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日々の出来事や雑感などを思いつくままに書いていこうと思います。
by kadu1977
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最近読んだ本について その1

久しぶりに読んだ本について。
音楽に関する本ではありませんが(笑)。

まず1冊目は林千勝の「日米開戦 陸軍の勝算 「秋丸機関」の最終報告書」について。
従来陸軍といえば悪玉、海軍といえば善玉。
しかし、最近はその説は変わってきています。
自分も昔は陸軍は「う〜ん…」と思っていることが多かったのですがその考えが覆るような本。
ちょっと大げさですが(笑)。

日米の兵力、工業力などを比較して無理だと知りつつ開戦に踏み切った…というのが、言われてきたことですが、この本の副題にもなっている「秋丸機関」が提出しているのは比較の先、どうすれば選局を有利に運べるか、戦略面まで述べられているのが凄いところです。
残念ながら報告書の全文は発見されていないのですが、発見されている面だけとってもその後の戦局の流れを知っている現代の目から見ても素晴らしい戦略で、何故これでいかなかったのか本当に残念…。
報告は多岐に渡り、当時の一流の学者を集めて書かれた報告書です。
日露戦争までは日本はいわゆるインテリジェンス、諜報機関の情報やその活動は優秀だったのに、太平洋戦争では諜報機関の情報を軽視して結果悲惨なことになっているのがなんとも…。
この秋丸機関の報告書を生かさなかったのはその一例ですね。
日露戦争では明石元二郎大佐の後方での撹乱行動がその後のロシア革命に繋がっていますし、大陸浪人も多く活動してました。
その後の満州事変などもそういう活動があったからこそ。
この作戦は本当に電撃的であっという間に成功したわけですが、立案した天才石原莞爾の作戦もさることながらやはり諜報活動も軽視出来ない要素であったと思います。

音楽の話が何も出てこないので(笑)、話が逸れたついでに音楽に関する話題もひとつ。
これは音楽に詳しい人なら知っているエピソードですが、日本が誇る指揮者といえば小澤征爾。
その父親は小澤開作といいます。
小澤征爾が満州生まれなところからわかるとおり、小澤開作は満州で活躍した人です。
で、その小澤開作の同志で仲が良かったのが満州事変を立案、実行した陸軍の板垣征四郎と石原莞爾。
小澤征爾の「征」と「爾」は板垣征四郎と石原莞爾から取っています。
以上豆知識でした(笑)。

話がだいぶ逸れましたが、この本は目から鱗というか本当に面白い本でした。
興味のある方…がいるかわかりませんが(笑)、もしあったらぜひオススメです。

あと2冊ほど最近読んだ本があるのですが、その本の紹介はまた次回に。



# by kadu1977 | 2021-06-13 23:23 | Comments(0)

G.W.のとある一日

コロナ禍でなかなか遠出出来ない中で近場で前から行ってみたかった所に行ってきました。

佐久間ダムです。
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やはり何かあったら人に迷惑をかけてしまう…ということでなかなか旅行に行くということが出来ないのでせめて近場でということでドライブがてら行ってきました。

いや〜なかなか絶景でした!
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人はそこそこいてツーリングの人なんかが結構来てました。
とはいえ屋外ですし、密集しているわけでは無いですし安全でした(笑)。
天気も良く気温もちょっと暑いぐらいで爽快でした。
旅行などなかなか遠出は出来ないですが、近くでも感動できるところはいっぱいありますね。

NHKのドラマ「坂の上の雲」で脊椎カリエスで寝たきりになった正岡子規が狭い庭しか眺めることが出来なくなった時、その狭い庭でも自分にとっては素晴らしい世界で俳句で読みたいことは沢山ある…みたいなセリフがありましたがそこまででではないにせよ、こんなご時世近場の風景やちょっとしたことで感動できる心を持っていたいなと思っています。


# by kadu1977 | 2021-05-16 23:44 | Comments(0)

久しぶりの伴奏本番

先日久しぶりの伴奏の本番がありました。
と言ってももう1ヶ月前ぐらいになりますが(笑)。
今回はサックスのコンクールでの伴奏。
コロナ禍での開催なので当然感染防止の措置は取られているし、自分も終わった後フラフラ遊んで帰るわけにもいかず…。
慣れてきたとはいえマスク、消毒、コンクールまでの体温測定をして提出など面倒な面は否めません。
が、何かあってはいけないので当然自分もしっかりやるし、運営としてもしっかりやってました。
無観客かなと思っていたら人数制限はしているでしょうが観客も入れていたので適度な緊張感も持てて良かったです。
無観客となるとどうしても気分的に難しいですからね。
そう考えると普段何万人という観客の中でプレーしているサッカー選手とかは変な感じでしょうね。
こういう催しが前のような環境で出来るのはいつになるやら…。

演奏自体は楽しく出来ました。
ただ椅子が古いのか斜めになってしまい調節に戸惑ってしまいました(笑)。
相手を待たせるのは気が引けるのですが、高さなどがピッタリ来てないのに見切り発車で始めるとろくなことがないのでそこはしっかりと。
賞もいただけたのでまた後日受賞者コンサートがある予定です。

結局今年度はどうしても人前で弾く機会が少なかったです。
来年度はどうなるかな…。
状況はあまり変わらなそうですが今できることをやるしかないですね。
伴奏に限らず自分も弾きたい曲がいくつかあるので今のうちに譜読みをして、状況が変わったらその曲が出していけるように準備しておきたいと思っています。


# by kadu1977 | 2021-03-28 23:59 | Comments(0)

作曲家とキリスト教について その2

前回の続きで。

この本「大作曲家の信仰と音楽」には20人の作曲家が取り上げられています。
残念ながら有名な作曲家で例えばドビュッシーやラヴェル、幻想交響曲で有名なベルリオーズなども含まれていません。
まあ、ベルリオーズは無心論者だから当たり前かもしれませんが(笑)。

この本の中で特に自分が興味があったのがショパン、メンデルスゾーン、ワーグナー、ストラビンスキーでした。
バッハやリストと宗教の関係はよく知られているので改めてどうこうというのは無かったのですが、この4人は改めて興味を持って読みました。

まずはショパン。
ショパンは一時期キリスト教の教えから遠ざかっていたらしく、晩年また敬虔な信者に戻っていったらしいです。
そう考えると作風からもなんとなく感じますし、ジョルジュ・サンドとの関係、パリの社会のなんとなく荒廃した当時の雰囲気からも納得です。

メンデルスゾーンは名前からなんとなく想像できるとおりユダヤ系です。
メンデルスゾーンが小さい時にユダヤ教から改宗して敬虔なキリスト教徒になっています。
キリスト教に関係する曲を何曲も書いていることからもわかりますし、なんといってもバッハの「マタイ受難曲」を全曲演奏してバッハの再評価に繋がった功績からもその敬虔さがわかります。
面白いのはメンデルスゾーンはルター派というプロテスタントの一派だったのですが、一時期カトリックの教えに傾いた時期があったそうです。
ただ尊敬するバッハがプロテスタントだったためルター派に留まったとか。
バッハに対する敬愛の深さがよくわかるエピソードです。

お次はワーグナー。
この人の人生は本当に「不屈の精神」に支えられていて尊敬します。
ただ私生活とかははちゃめちゃ(笑)。
ただ敬虔なキリスト教信者だったのは意外です。
ただしかなり自分よがりな解釈だったらしいですが(笑)。
あとどうしても低く評価されがちなのがナチスとの関係とユダヤ人嫌いなところ。
ただし個人的に認めているユダヤ人とは密接に交際しているんですよね。
これはナチスの高官たちにも言えることですが。
ここが不思議なところです。
ただ今でもありますし、当時もヨーロッパ全体にユダヤ人差別というのはあります。
これは話すと長くなりますので省きますがワーグナーに限ったことではないし、ナチスドイツに限った話ではないのが根深いところです。

そしてストラビンスキー。
この人のエピソードは面白いですが、なかでも31歳で初演された「春の祭典」の時のエピソードは皆さんご存知だと思います。
聴衆が殴り合いになり、サン=サーンスは「この男は頭がどうかしている」と酷評し、ラヴェルは「天才だ!」と叫ぶ。
この人の三大バレエ曲は31歳までに書かれています。
ピアノを弾く人にとってはやはり「ペトルーシュカ」がなじみが深いでしょうか。
ストラビンスキーは若い頃は「キリスト教?けっ!」みたいな感じだったらしいです(笑)。
作風からも納得。
今聴くと別に普通に受け入れられますが当時はかなり革新的で物議をかもしました。
ただ徐々にキリスト教の教えに深く傾倒していきそれに伴ってか、作風も大きく変わっていきます。
人によっては「春の祭典」以降は駄作とまではいかないまでも特に感銘を受けないと言う人もいます。
面白いですね。
バッハやメンデルスゾーン、ショパンがキリスト教の教えに傾倒することによってより素晴らしい作品を書いている一方でストラビンスキーみたいに傾倒したがために作風が変わりそれがあまり評価されなくなる…。
もう一つ興味深いエピソードを。
ストラビンスキーは若い頃全くベートーヴェンを評価してませんでした。
なかでも晩年の弦楽四重奏曲はベートーヴェンの作品の中でも最悪だと。
名指揮者のトスカニーニにベートーヴェンを酷評して激怒されたこともあります(笑)。
そんな彼が晩年に聴いていたのはベートーヴェンの晩年の弦楽四重奏のレコードばかりだったとか。
長生きしたストラビンスキーですが、作風の変化とこのエピソードからのベートーヴェンに対する思いの変化を想像するのはとても興味深いです。

ベートーヴェンの晩年の弦楽四重奏曲は本当に素晴らしいです。
また機会があったら書きたいですが、興味を持った方は聴いてみてください。



# by kadu1977 | 2021-03-01 11:00 | Comments(0)

作曲家とキリスト教の関係について その1

今回は以前書いた作曲家とキリスト教の関係の本について。

話はちょっと逸れますが、留学中やはりキリスト教の影響が社会全体にあるんだなとつくづく感じたのが教会の数。
日本にもお寺や神社がいっぱいあるので向こうだってそれは当たり前なんでしょうけど最初は圧倒されました。
んで、教会を見るたびに感動していたのでその都度必ず教会に入って中を見学していました。
礼拝堂やキリストの像や聖書の一場面を表した絵などが飾ってあってやはり感動するんですね。
ただ教会を見過ぎでそのうち感動も薄れてしまい、のちには世界遺産のケルンの大聖堂などを見てもちっとも感動しなくなってしまったのですが(笑)。

またまた話は逸れますが留学中2回ほどキリスト教の勧誘を受けたことがあります。
一つは家にいる時に訪問を受け、もう一つはその辺を歩いている時いきなり声をかけられました。
どちらの時も若い可愛らしい女の子だったので意外でした。
なんか勧誘というともう少し年齢のいった人かなと漠然と思っていたので(笑)。
一瞬「何事?」とびっくりしましたが、こういう時の対処の仕方は人から聞いていたので一言。
「Tut mir leid,ich bin Buddhist.(申し訳ありません、私は仏教徒なので)」
この一言であっさり引いてくれました。
しつこくされるのかなと思っていたのでホッとしたのを覚えてます。
なんちゃって仏教徒でも言ってみるもんだと思いました(笑)。
どちらの時も若い子だったのでさすがキリスト教の本場だな〜と思ったものですが、一方で無宗教の人も増えていると聞きました。
学校でキリスト教の授業もあるらしいのですが、そういう無宗教の人はその授業は出なくていいとか。
自分がいた当時でそれですから今はもっとそういう人も増えているのかな…とも思ったりします。

今回ご紹介する本P.カヴァノー著の「大作曲家の信仰と音楽」は現代と違いもっともっと宗教の影響が強い時代のことなので時代背景などなかなか想像しづらいところもありますが、非常に面白い本です。
20人ほどを取り上げているのでひとりひとりは短いものですが前々から「この人の宗教観はどんなだろう?」と思っていた作曲家もいるので参考になりました。

話が逸れすぎて長くなったので本の紹介はまた次回に書きたいと思います(笑)。



# by kadu1977 | 2021-02-07 23:40 | Comments(0)
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